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間違えやすい「イエス」と「ノー」の答え方 [英会話(スピーキング)]

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ネイティブと話しているときに、"Don't you like it?"「それ、好きじゃないんですか?」と聞かれて「はい、好きじゃないんです」という意味で"Yes"と答えたら逆の意味でとられてしまった経験がある方は多いんじゃないでしょうか。

今日はそんな「イエス」と「ノー」の答え方についてお話します。



・「イエス」と「ノー」の答え方が日本とは逆

例えば、日本語では「眠くないんですか?」と聞かれたら、「はい、眠くないです」または「いいえ、眠いです」と答えるのが一般的です。

これが英語では"Aren't you sleepy?"「眠くないんですか?」と聞かれたとき、"Yes, I'm sleepy."「はい、眠いです」もしくは"No, I'm not sleepy."「いいえ、眠くないです」と逆になってしまいます。


・どんな質問だろうと「肯定」なら「イエス」、「否定」なら「ノー」で答える

小さいときから日本語を使ってきた日本人にとって、英語の「イエス」と「ノー」の考え方は理解し難いものかもしれません。

しかし、ぼくは英語の方が簡単だと思います。

なぜなら、話している相手がどんな質問をしてこようと、もし自分の答えを肯定したいなら「イエス」、否定したいなら「ノー」になるからです。

"Aren't you sleepy?"と聞かれて、「眠い」と肯定したければ「イエス」になり、「眠くない」と否定したければ「ノー」になります。

つまり、肯定の「イエス」だと「Yes+肯定文」で"Yes, I"m sleepy."に、否定の「ノー」だと「No+否定文」で"No, I'm not sleepy."になります。

それは"Isn't it cool?"「それ、かっこよくない?」であろうが"Don't you think this book is a little expensive?"「この本、少し高いと思わない?」であろうと同じです。

"Isn't is cool?"と聞かれたら、「イエス」の場合、"Yes, it's cool."「うん、かっこいいね」になり、「ノー」の場合、"No, it's not cool."「いや、かっこよくないよ」になります。

"Don't you think this book is a little expensive?"も同じように、「イエス」の場合、"Yes, it is."「うん、高いね」になり、「ノー」の場合、"No, it isn't."「いや、高くないよ」となるわけです。


・動詞に注目する

自分の答えを肯定するなら「イエス」、否定するなら「ノー」と書きました。

もし"Aren't you tired?"「疲れていないの?」と聞かれて、「疲れている」と答えるなら"Yes, I'm tired."になり、「疲れていない」と答えるなら"No, I'm not tired."になるわけです。

「イエス」と「ノー」の答えは当たり前ですが質問されて初めて答えるものです。そのときになぜ「イエス」か「ノー」と言えるのか。それはここで言うならば、"tired"「疲れている」という単語があるからです。

ここでの"tired"は"tire"という動詞の過去分詞であり、それを形容詞的に使っています。つまりは、"tired"は受動態の形をした動詞なのです。

まず"tired"という動詞を先に知り、それから「イエス」か「ノー」と判別します。

逆に言うと、動詞に注目すれば「イエス」か「ノー」と答えられるはずです。もし否定の疑問文で聞かれて混乱してしまいそうになったら、動詞が何かを考えてください。

例えば、"Don't you play baseball?"「君は野球しないの?」ならば動詞は"play"です。ここでの"play"の意味は「〜をする」です。つまり、聞かれているのは野球を「するか」「しないか」。するなら「イエス」、しないなら「ノー」と答えることができます。

つまり「する」なら"Yes, I do."「うん、するよ」になり、「しない」ならNo, I don't."「いや、しないよ」となります。

それはたとえ"Aren't you cold?"のように動詞がbe動詞であっても同じです。寒く「ある」なら「イエス」を「ない」なら「ノー」です。

なぜ形容詞なのではなく動詞かと言うと、動詞は文の中でもっとも大切であり、動詞がない疑問文はないからです。また"Didn't you sleep yesterday?"「昨日、寝なかったの?」と聞かれた場合にやはり動詞を中心に答える必要があるからです。

もちろん形容詞がある場合はそれを含めて考えた方がわかりやすいので、動詞だけでわからない場合はそうしてください。


・肯定の疑問文であれ否定の疑問文であれ答え方は同じ

肯定ならば「イエス」、否定ならば「ノー」。先ほども書いたようにこれはどんな質問でも当てはまります。つまり、肯定の疑問文で質問されても否定の疑問文で質問されても答え方はいつも一緒なのです。

"Did you talk to him?"「彼と話したの?」という肯定の疑問文も"Didn't you talk to him?"「彼と話してないの?」という否定の疑問文も同じです。

肯定するなら"Yes, I talked to him."「うん、話したよ」になり否定するなら"No, I didn't talk to him."「いいえ、話してないよ」と答えます。

否定の疑問文で質問されたからといっておどおどする必要はないのです。


・「イエス」と「ノー」を使うか使わないかは自由

ほとんどの日本人が疑問文のときに「イエス」と「ノー」を使って答えようとします。これは学校でそう教わってきたからでしょう。

しかし、実際の会話では必ずしも「イエス」と「ノー」を使うとは限りません。"Doesn't he have a Facebook account?"「彼はFacebookのアカウントを持っていないんですか?」という質問に対して"Yes, he has it."「はい、彼は持っていますよ」という答え方をする人もいれば、"He has it."と"Yes"を使わずに答える人もいるからです。

相手との単語の重複を避けたいときに、"Yes, he does."「はい、彼は持ってますよ」と動詞を"does"に変えることができるわけですが、このときでも"Yes"を必ずしも使う必要はありません。


・Would you mind〜?

"Would you mind if I took this seat?"「このイスに座ってもいいですか?」と聞かれると"if I took this seat?"のみに集中してしまい「イエス!」と答えてしまったことはありませんか?

動詞に注目してみてくださいと書きましたが、ここでも同じです。ただここでは2つの動詞があります。"mind"と"took"です。ここで注意すべきことは、文法的には"if"以降の副詞節はあくまで主節の"Would you mind"の補助をしているということです。補助をしている"if I took this seat?"の中にある"took"よりも主節の中にあるmind"の方が重要だということはわかると思います。

ということで、"Would you mind if I took this seat?"と聞かれて「座っていいですよ」と答えたい場合、"No, I wouldn't mind."「いいえ、(あなたが座っても)気になりませんよ」となるわけです。


どうしでしたか?

ぜひネイティブと話すときに今日のことを思い出してみてくださいね。




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chiyo

すごい納得。参考になる!次のブログも楽しみにしてます:)
by chiyo (2014-07-31 13:37) 

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